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長訓漢字について さぁ、「始めに読んでください」というヤツを読んで、 「スゲーなにそれ意味わからん」と驚いた人も 「知ってるわ〜」と言ってる人も居るだろうと思います。 果たしてこの”長訓漢字”は何なのか?ということを見てみましょ ぅと言い掛ける前に 一般の「常識とされる長い訓読みの漢字」を適当に出しておきましょう。 あなたは幾つ知ってますか?
まぁ、簡単な人には簡単だろうし、どうでもいい人はどうでもいい。 因みに自分(焔流)はこれを実際に読めるかどうかと、実は曖昧なのですが(笑 答えはドラッグをしてみてください。漢字の右側に現れます。 コレはまだ常識な世界。 このサイトでご紹介するものは、これを遥かに凌ぐというのですから驚きです。 |
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とまぁこんな漢字もあったっけ〜とか言いつつ、本題へ入りましょう。 さっきの漢字は「きょろきょろみまわす」でした。 これ1文字だけだと説明しにくいので、もう1字ご紹介しましょう。 コレな〜んだ? 案外有名な漢字なので、知ってる人には知っているだろうかと。 知らない人は想像して当ててください。いや、当てられるもんじゃないですけど。 正解は 「ほねとかわとがはなれるおと」 でした。 これを”常識”な漢字で直すと、 「骨と皮とが離れる音」 という意味になります。 いや、何気に痛そうなんですが。てかどんな音なんですか(苦笑) こういう変な疑問が浮かび上がるのがこの漢字辞典のイイとこなんです。 実はこの漢字、よくある程度の漢字辞書であれば大体は記載されているかと思われます。 見てみると、音読みにもベキ・カクとあります。 しかし、さっきの「ほねとかわとがはなれるおと」という訓読みは一切ない。ありません。 そしてその漢字の意味にはこう書いてありました。 「皮と骨とが離れる時に発する音。」 訓読みではなく、意味に書いてあるのです。これは一体どういうことでしょう? |
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「ほねとかわとがはなれるおと」のような「長訓」は、 「大漢和辞典」という”漢和辞典の王様”のような本に載っています。 そしてこの辞典の注記には、このような読みにも字訓として入れたとあるのです。 つまりこの訓は、元々は漢字の意味(=字義)であり、 本当にそんな訓読みができるとは限らないのです。 な〜んだ、結局「ほねとかわとがはなれるおと」は「字義」だったのか。 と思われるんですが、 「字義」も「訓」も、元々は中国から来た漢字に、 日本人が分かるように加えられたその漢字の意味のこと。 一つの漢字にたくさんある「字義」の中で、 同じ意味の言葉に縮めて一つの読み方にしたのが「訓」なのです。 この「ほねとかわとがはなれるおと」を「訓」として読み取るかどうかはあなた次第ですが、 ここでは「長訓」という名で取り上げて、それを皆さん方にご紹介します。 決して完全な「訓」とは言い切れないのですが、 ぜひ承知の上、この”隠漢字辞典”を読んでみて下さいね。 |
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「長訓漢字辞典の見方」 この「長訓」、管理人・焔流はどうやって調べたのかというと、 市立図書館(自転車で約30分)へ何度も行って「大漢字辞典」を立ち読みしてました。 重いのに立ち読みは苦しいのに・・・(苦笑)席が何処も空いてなかって畜生。 更新順としてはあいうえお順、 しかも自分が面白いなと思ったものしか取りあげていません。 それなりのツッコミコメントも付け加えていますが、 訳し方としては「現代の日本語」でとらえています。 実際の意味と違う意味でツッコミを入れていますが、それもご承知の上で。 |
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